donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
感覚的で申し訳ないんだけど なにかを創ることを続けていると 時々、タマシイが〝ブワァッー!〟と 熱くなることがあって。 頭が冷静で、 それに要する五感がキレキレになって。 そういう瞬間があって。 バス ...
打ち上げられた花火が空を裂いていく音は 否応にも昂(たか)まる期待感と間を産んだ。 空を割るような大迫力で轟いて爆ぜる様。 世界を染めきってしまうかのようなヒカリ。 ゆっくりと堕ちてゆく余韻。
「いろいろあったんだね。本当にいろいろ。」 あの喫茶店、あれからすぐなくなったね。 もうあそこからの景色も見れない。 空の写真集、ありがとう。 いっぱい助けられた。 もういいよ。別に怒ってないよ。 そ ...
僕は特別強い訳ではない。 特別なにかできる訳でもない。 ただすべての歯車が。タイミングが。 愛されているのかもしれない。 ツイているだけなのかも。 でもそれってすごい。 真摯に生きなくちゃ。 なにかを ...
抱きしめた腕に 壊れないように 気持ちを込めた。 チカラを入れた。 君が強く抱きしめ返してくれた。 それだけでよかった。。。 それだけでよかった。
はっ、しまった。 この不自由な環境に順応してしまっている。 いかん、いかん。 こんなん僕じゃない。 絶対に。
「この子は 本当に 勾玉(まがだま)ように ころころと 表情を変えるね。」 老婆は言った。 「どれにも その正体があって、 或いは どれにも。ない。」
おいおい。坊主。 訳も分からず、 刀ぁ(カタナァ)、なんざぁ。 振り回すな。 そんな危ないもん。 怪我するぞ。コラ。 時代遅れにも程がある。
「滑稽だねぇ~。」 ピエロは床までありそうなマントを翻して、捲(まく)し立てた。 「お前等、バカか?ひっひっひっひ。 こんな、お人好しだけが取り柄の、勘違いの妄想家の童貞野郎が希代のトリックスターの ...
カンカンと 金属製の階段を降りる音がした。 素敵な音だな。と僕は思った。そのとき。