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境内に近づくにつれて。
境内に近づくにつれて。 蝉の声は大きくなっていくようだった。
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踏切が開くのを待って。
踏切が開くのを待って。 走り出した少年の向かっていく。 あの空は。きっと暑い夏空なのだろう。
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夏の、
夏の、その。 大きな、一本の木立が創る日陰は。 旅人に優しかった。
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つらいことがあった夜は。。。
つらいことがあった夜は。。。 〝そら〟と〝うみ〟のお話をしよう。 瞼の裏に。 〝そら〟と〝うみ〟を思い浮かべて。。。 そして。。。 。。。ゆっくりと。眠ろう。。。
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八月の初め。
八月の初め。 茹(う)だるような暑さも日常のものになり。 蝉の声も意識から外れる頃。 郊外の僕の住む街も。 光の濃淡を増した夏色を宿し始めていた。
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遠くで。
遠くで。 応援することしか できないけれど。 がんばれよ。 みんな。がんばれ。
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誤解しないでください。
誤解しないでください。 なにせ。 おとなも。おとなになるのは。 初めてのことなので。 絶対的な存在ではありません。 おとなもおとなとして。 鋭意、勉強中です。 一緒に。成長させてください。
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人って。
人って。 永遠に解けない。 メビウスの智慧の輪を。 それぞれ。みんな。 その人のペースで 歩んでるんじゃないかな? って。思える時があります。 だから。 全く反対側の。 見えないところにいる人のことを ...
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本当に。
本当に。 〝幸せ〟なひとって。 もしかしたら。。。 赦してしまうことで。 〝すべて〟を。 手に入れてしまうのかもしれない。。。 (考え過ぎ?俺、病んでる?) (ということは。だよ。神様って。 一番。幸 ...
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僕の場合。
僕の場合。 〝覚悟〟はたいてい。 ペーソスの上にあった。
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この身体を
この身体を突き破るバケモノを。 君を喰い尽くそうとする感情を。 君は抱きしめてくれるだろうか。
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ひかりが無ければ。
ひかりが無ければ。 その〝石〟は。 やはり。。。ただの石。 なら。 ひかりがあったら。。。?! (或いは。せかいは。? 生まれ変わるかもしれない。? もしかしたら。。。いや。きっと。。。 或いは。。。 ...
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曼陀羅の小窓
曼陀羅の小窓からお入り。 太陽と月が重なりて。 薄暗闇が世界を覆い、 妖が。鬼達が。騒ぎ出すとき。 その小窓は輝きだすから。。。 鳥獣戯画の部屋がうねり。 ふたつの黒穴が響き合い。 砂時計のくびれた場 ...
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パスタソースの
パスタソースの撥ねた 白いTシャツのように。 後悔はいつも後からやってきた。 それは。そういうものだった。
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薄ら寒い愛の告白
薄ら寒い愛の告白のあとで。 捲(めく)れてしまった 空の表面(おもてめん)を。 繕うでもなく 始まった新世紀のcarnival。 〝相変わらず空っぽだな〟って俯いて。 どこかタイトで、どこかダブダブの ...
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出鱈目(でたらめ)な文章
出鱈目(でたらめ)な文章ばかり書いていて。 自分には。心底。 才覚(さいかく)が無いんだなって。
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たいした恋じゃないと思っていた。
たいした恋じゃないと思っていた。 10年も。経てば忘れる。 そんな。 青春の1ページだと。。。 あの時。再会して。 抱きしめてしまわなければ。。。 彼女の。 全ての。記憶。 一瞬一瞬の些細な。 動作や ...
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世界にひとりだけ。
世界にひとりだけ。 僕が。 一番、傷つけて 一番、愛した ひとがいる。
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その〝覚悟〟は
その〝覚悟〟は ペーソスの上に、 そっと咲いた 一輪の花のようだった。
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その頃の僕と言えば。
その頃の僕と言えば。 ジャンケンで。 (仲間内で噂になる程だった。) 容易に、力任せに。 グーやパーを出さなくなるくらい。 少しずつ。賢しさを持ち始めていた。 (アレだって。 本当に勝ちたい時の為の ...
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傘を持って行かなくちゃ。
傘を持って行かなくちゃ。 なんでも。そつがなく。 用意周到な彼女だけど。 天気予報はろくすっぽ。 興味ないみたいだから。 傘を持って行かなくちゃ。
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西の空の主役が。
西の空の主役が。 朱から藍に変わろうとする。 静かな時間。
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僕には。
僕には。正解って。わからないのだけど。 野良猫に餌をやっていた、あの優しい人達が。 どうか。幸せでありますように。
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怒られるかもしれないが。
怒られるかもしれないが。 もみあげ辺りをポリポリと掻く。 そのおじさんの困った顔が好きだった。
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風待月。
風待月。 ガウラの薄桃色の可愛い花達が 朝の爽やかな風にそよいでいる。
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女の子が。
女の子が。 切り出す、感覚の言葉や。 予感めいた。決心が怖かった。 平均点、低めの。 つまらない男だから。 そんな。こんな。の。 別れが多かった。
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私はおそらく。
私はおそらく。 そういう意味では。 きっと。下山者です。 ささやかながら。 一生分の〝恋〟はしたんだと思います。 他の人から見たら。 たぶん。 それほど。 恋愛の要素の少ない人生、運命を。 振り分け ...
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