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〝ひと〟が好きだから。
〝ひと〟が好きだから。 〝ひと〟を学んでる。 僕の人生。それでいい。
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日の光の反対に。
日の光の反対に。 影が浮かび上がっている。 (或いは。もうひとつの世界の。) 薄暗い、そいつは。 たどってみると。 足元で。『たしかに』 〝わたし〟に繋がっているようである。 在ることは。 きっと。有 ...
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僕は知っている。
僕は知っている。 本当に。 些細なことで笑い合えた夏は。 過ぎ去ってしまうと 二度と同じ感覚では。 味わえないのだ。
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灼けたプールサイド
灼けたプールサイドから見えた 透明なプールの底は。 水面で波と遊ぶ太陽の光が 金色の糸になって。揺らめいて。 まるで。 神様が、あや取りをしているようだった。
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『晩夏』
『晩夏』 サラサラと。風の流るる。 苔むす刻の光陰を。 抗(あらが)うも。諾(うべな)うも。 唯。時の運命(さだめ)とて。 サラサラと。風の流るる。
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ゆっくりと歩く。
ゆっくりと歩く。 大きな木立ちの下で見上げた空。 深緑の葉の向こうから。 届く光が。 きらきらと揺らめいて。 静寂を讃える 星空の万華鏡の様で。。。
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どうして?
どうして? こんな綺麗な娘がって。 側に居ても。 君を。というか。 現実を。というか。 こんなに、幸せでいいのかって。 僕は、疑ってはいたし。 不安だった。 スカしてないで。 もっと、こういうこと。 ...
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夏過ぎる。
夏過ぎる。 色塗る余韻。 法師蝉。
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波頭(なみがしら)が。
波頭(なみがしら)が。 鱗のように。 白銀に煌めいていた。
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事情はあったんだけど。
事情はあったんだけど。 「死にたい。」とか。 「産まれて来なければ良かった。」とか。 口走ったことが多々あったような気がする。 そのたび。親は。 なんとも言えない。 悲しい顔をしてたような気がする。 ...
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眠れない、その夜は。
眠れない、その夜は。 止めることのできない意識が、 些細な断片的な記憶の表面を 意味もなく、 それでいて妙に明確に、 ただ、すぅっと。 8㎜フィルムの映像のように 流れていった。
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唯(ただ)。。。
唯(ただ)。。。 「愛してる」と言って。 抱きしめたかった。。。
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死んでいった言葉も。
死んでいった言葉も。 此れから産まれてくる言葉も。 きっと。無限だから。 編み込まれる。詩なんて。 織りなされる。詩なんて。 いつの時代も。限りがなくて。。。 でも。 単なるデザイナーには。 成り下が ...
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絡み合った、
絡み合った、 もう決して解(ほど)けることのない 糸の一端を。 僕たちは。大切に握っていて。 それでも。なお。 渦巻いて巻き込んで伸びてゆく。 川のような。複雑な感情の流れ。 誰かが。歴史と名付けた。 ...
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そして。。。
そして。。。 アルルのcafeの星空を。
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あの季節に。。。
あの季節に。。。 産まれ出(いづ)ることのなかった詩たちを。 弔(とむら)う様に。
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なんか似てるねって。
なんか似てるねって。 あのアーティストとあなた。 君は確か、あの頃。 そんなことを言っていた。 たぶん。 君は〝僕〟を知っている。 どんな人より。 僕をちゃんと見てたのかも。 見えていたのかもって。 ...
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あの時代に生まれて。
あの時代に生まれて。 アーティストなんて。 公言したり、それらしく気取っている奴は。 大抵。 真面目に生きることができない。 ろくでもねぇ。不良崩れだ。 そうでなけりゃ。きっと。 本当の。ただの。馬鹿 ...
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君と、並んで。
君と、並んで。 君の隣で。 何処へ、行くでもなく。 なんの目的もなく。 一緒に。 ただ。歩いているのが、好きだった。 不思議と。笑えてきて。 最高に。幸せだった。 すぐ。タクシーって言う君は。 僕のお ...
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僕が。鈍感で。幼なくて。
僕が。鈍感で。幼なくて。 二人。どことなく。似ていたから。 海岸線を並んで。 ただ。平行線のまま歩いているようで。
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蝙蝠(コウモリ)
蝙蝠(コウモリ)の飛び交う。 郊外の小さな街の夕空を。
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勝手知ったる。
勝手知ったる。 獣道を歩く猫のように。
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その君の手のひらは。
その君の手のひらは。 東京ドーム3杯分の、広大なプールで。 無尽蔵に泳がされている。 BADな気分に、僕をさせた。
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レントゲン写真
レントゲン写真のように。 君に。簡単に見透かされてしまう僕は。 君の一瞬の微笑みにまた、ドキッとして。 あらぬ方向に。目線を泳がせて。 言葉を継いだ。
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どんなに努力しても。
どんなに努力しても。 どんなに長く生きることができても。 僕は。決して。 すべては。わからない。。。 いろんな人がいる。 いろんな考え方がある。 誰もが、いろんな矜持をもって生きている。 だから。 で ...
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帽子。
帽子。 そんなに。 目深に被って、 下ばかり向いてたら。 空が。 ぜんぜん。見えないよ。
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本日の。
本日の。 霧が晴れた瞬間。 雲間に射した光。 〝すべてはbalanceなのかもしれない〟。 極端の、両の端を繋げて。 ドーナツのようになった世界を うろちょろしてる僕には。 大きな発見だった。
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