donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
しなやかで、自由にあるために、 バランスも大事。 なにか強い感情に支配されそうなとき、 「その逆もまた真なり。」と唱え、想像する。 思いもよらない偶然。 目に見えない背景。 同情すべき過去。 それでも ...
丁寧に設(しつら)えられた 孤独を纏(まと)って、 街を彷徨った。
何度でも、何度でも、何度でも、何度でも、 何度でも、何度でも、何度でも、何度でも、 何度でも、何度でも、何度でも、何度でも、 何度でも、何度でも、何度でも………、 這い上がろう。 立ち上がろう。 叫び ...
パレットに溶かした 水彩絵の具の透明感。 張り裂けそうで、 パンパンになった 青空が迫ってくる。 瘡蓋(かさぶた)の剥がれたところを まだ気にしている。 昨日ならキレイに畳んで置いてきた。 明日はきっ ...
陽だまりのなか、 飼い猫のやる気のない ぜい肉質の背中が 好きだ。
夏休みの抜け殻のような教室。 遠ざかる蝉の声。 喧騒のエアーポケット。 止まった時間。 真夏の日の静謐(せいひつ)。
青空に放ったバスケットボールが 弧を描くのを見送った、あの夏。 僕等は同じような熱量の夢をもう一度、 全員で見ることができるのだろうか。
どちらが先か?はわからない。 裏切られ、裏切っていたことに気づいてから、 1ヶ月間、まともに眠ることができなかった。 乱れようとする感情を 無理やり抑えつけ、 様々なことを客観視して想像し、予測した。 ...
僕は多分、本質的に「冷たい」んだ。 ほんの少し言葉が使えたから。 (風の流れもあったんだけど…) ロジカルに形だけの正論が、 言い訳が、言えたから。 僕は本当に大切なことを見失っていた。 もちろん、そ ...
自分がどれほど鈍感で、 相手の気持ちを思いやれないエゴイストなのか、 初めて思い知った。 当たり前だけど、 僕達は別々の、違う価値観、人格をもった人間。 忙しさにかまけて、 思い遣ること、歩みを合わせ ...