donkihote

情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。

すこし虚言癖がある。



ロシナンテⅡ世。通称、R2。

鈍崎邦定の飼い猫。相棒。

オッドアイの白猫。

迷宮の入り口は

迷宮の入り口は唐突に現れた。 重厚な扉はひんやりと冷たく、 一度足を踏み入れたら 簡単には引き返せなくなることを予感させた。 相反する好奇心と不安が 永遠に混ざり合うことのない 複雑なマーブル模様のよ ...

月明かりの染み込んだ部屋。

月明かりの染み込んだ部屋。 窓を開け放った。 悪戯に語り合った例え話は、 やはり。それも〝ふたり〟だった。

何者でもない。

何者でもない。 まだ。 蛹(サナギ)という名の モラトリアムを息していた。

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想像はついていた。

想像はついていた。 人の当然持ち合わせる欲求のなかに。  自分にはとどかない、真似できない、 もっと言うと、存在することを許せない、 例えば、信念のような美しい尊いものを 汚したい、破壊したいという ...

罪のない人

罪のない人なんていない。 解(ほど)けたキスの後で 目を伏せた。 刻(とき)のない部屋。 甘い溜息(ためいき)をついて。。。 表情は長い髪に隠れた。 もし、その顔を見ていたら、 間違いなく 永遠に記憶 ...

その。

その。 海と空を見て。 「世界って。  大きいんだね~。  なんか。笑けてくる。」

マジック・ジョンソンが夢だった。

マジック・ジョンソンが夢だった。 ジェイソン・ウィリアムズやジノビリのように、 変態ちっくなパスに、命を懸けていた。 たぶん、すこし間違えたタイプの高校生だった。

君と出会った頃

君と出会った頃の僕は、 幸せが怖い弱虫だった。

飛び疲れて。

飛び疲れて。 折り畳んだ翼のなかで そっと眠りについた夜は どこか懐かしくて温かい夢を 見て欲しい。

僕は、とてもとても、

僕は、とてもとても、先達ではない。 アーティストでも、先生でも、 すこしは詩人ではあっても、 大教授でも、人間代表でも、 ましては、神でもない。 なにものでもなく、 ただ、赤ん坊のように、   朝陽の ...