donkihote

情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。

すこし虚言癖がある。



ロシナンテⅡ世。通称、R2。

鈍崎邦定の飼い猫。相棒。

オッドアイの白猫。

真夜中の

真夜中のシフォンケーキと 温かいブラックコーヒーは 背徳の味がした。

掌にできた湖に

掌にできた湖に月が沈んでゆく。 ゆっくりと包み込み輝きだした祈り。 隙間から溢(こぼ)れる森羅万象の小宇宙。 足元に広がるのは、渦巻くのは、 〝ある〟と〝ない〟の入れ替わる産道。 光の海は瞬(またた) ...

真っ暗闇の孤独は

真っ暗闇の孤独は 静かに街を描写していった。

グラスの中は

グラスの中は 混じり合わない ミルクとストロベリージャム。

朝焼け。

朝焼け。 地平線の一点から広がる 目覚めの光。 雲にも影があり、 それは、空の色彩に 複雑なコントラストを与えていた。

傾いた陽の光に

傾いた陽の光に 騒々しいアブラゼミの声が灼きつく 初夏の散歩道。 噴き出す汗の跡を 熱風が撫でる。

昼間。

昼間。 日常生活の一コマで 宙を漂うケサランパサランさんに出会う。

青空の迷路。

青空の迷路。 ときどき その、ウチ側に 同じエレメンツを大切にしていて 似たような風を持っている人と出会う。 お互いに 「あなたもですか?  奇遇ですね。」 という顔をして通り過ぎる。

紫陽花柄の

紫陽花柄の そのタペストリーを選んだのは 彼女だった。

ベクトルは

ベクトルは 常に全多方向に伸びていて。 止まっているように。 バランスがとれているように見えるけど。 そこには繊細な矢印とちからが存在し、 絶妙なコントロールがなされているのです。 〝ある〟ことの奇跡 ...