donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
僕の場所からも その星は見えたんだ。
太陽系を巡る彗星のように 〝一瞬〟という高密度の針が 〝永遠〟という名のレコードの溝を辿る。
雨ふりの街を歩く。 傘をたたく雨粒のミュージック。 水溜りを避けながら、軽いタップを踊る。 ビニール傘をくるりと廻した。
物語に命を宿す絡繰(からくり) 円環を漕ぎ続ける。信念。 熱を放つ。 ゆっくりとカーブしていく。 月明かりに優しく包まれて、 太陽に赦された道をたどる。
その刃(やいば)で薙ぎ払え。 心の闇に巣食う。 〝邪念〟という鬼が伸ばす。その腕を。 〝孤独〟とただまっすぐに向き合い、 乗り越えようとするその光だけが唯一。 刃の切れ味を研(みが)く。 息の根を止め ...
アストライアは、涙を 天秤の片方に乗せた。 もう片方に差し出すべきは、 きっと。 僕達の未来。
とりとめのない おしゃべりをした。 そんな愛おしい時間(とき)を おぼえておこう。
客観的に、バランスをとって うまく隠しているつもりだったんだけれど。 やはり 健全なところと イタイところが 僕にはあった。 それを彼女は〝普通〟じゃないと言ったんだ。 言い訳をしたかった。 環境やト ...
人もやはり獣だから 淋しさは結局、体温に帰結した。 行きづりの人を抱きしめながら。 心は他の誰かの名前を呼んでいた。 仮面ヒーロー〝ダメなヒト〟の誕生である。 そして。それは。 僕の認知する様々な色、 ...
なにも考えないで。 ただあなたを抱きしめて その温度を感じていたい。 他はいい。 言語化、思考化して カテゴライズしていくことは、 すべての バイアスやあらそいの 始まりだから。 今はこうしていたい。 ...