donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
吸い込まれていく。 青空に浮かんで。 手足に絡まる雲切れ、更紗。
齢(よわい)を重ね。 洗練されていくとは言え難いが。 自分なりのやり方を見つけ、 研ぎ澄まされてゆく〝なにか〟。 素敵な。幸せな。 老い方。
自分の影を見て。光を感じて。 ぽつねんと。。。 あることの奇跡
湧いてくる想いを 空に解き放てたら。。。 それを続けることができたら。。。 今の。 僕の幸せ。
ここは十戒の海じゃないのよ。 あなたが進むからって。 海は割れない。
空が泣きべそをかいて おひさまを呼んでいた。
僕の持っている地球儀は きっと君のより小さいよ。 首都も光らないし、 もしかしたら形だって 整合性がとれていないかも知れない。 そう話す彼のまなじりには 優しさが滲んでいた。 ーーーーーーーーーーーー ...
「ほんと?」
あなたはバカ? ここだから守られている命よ。
独特の懐かしい匂いだった。 初めて野球のグローブを買って貰った日。 まだ堅い皮をなめす為に塗り込んだ 固形油の独特な匂い。 もしかしたら野球をやった事のある人間、 誰もが体験した すこし特別な記憶。