donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
嘘つきの君のことだから。 僕のことなんて。 本当は。。。好きじゃなかったんでしょう? 君は。きれいで。かわいくて。モテたし。 あの頃。時々見せた。気がかりな横顔も。 君の性格が良かったからだって。 感 ...
そのときの その風を感じることがなかったら。。。
雨に煙る灰色の都市(まち)。
例えば。 正反対のもの。 陰と陽が抱(いだ)き合って。 物事の礎(いしずえ)となる世界で。 どちらにでも属する物質が その渦に呑まれ巻き込まれ続ければ。 それは。いつか。 浮き上がるか、さもなくば。沈 ...
それと同時に。 傷付いてもいるの。 たぶん。深く。 そういうひとだと思う。
全然。 不幸なんかじゃないわ。 そこに。 どんな気持ちがあったかは。 お互いに。永遠に。 わからないの、かもしれないけれど。 世界で一番。 愛おしい人を抱きしめて。 抱きしめられた感覚を憶えてて。 そ ...
すべてはわからない僕と。 ぬかるんだ壁と。 吸い込まれていく卵。
《痛み》はその瞬間(とき)。 身体(からだ)と意識(わたし)とを、 かろうじて繋ぎ止めていた。
花火が爆(は)ぜる瞬間に焼き付けた。 光に染まる、君の美しい横顔を。。。 ただ、ただ。。。愛おしくて。。。 高鳴った胸の鼓動が聞こえてしまわないか、 恥ずかしくなって。急に落ち着かなくなった。 なんて ...
桜の花に葉桜の緑が混じる頃。