donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
グラスの中は 混じり合わない ミルクとストロベリージャム。
朝焼け。 地平線の一点から広がる 目覚めの光。 雲にも影があり、 それは、空の色彩に 複雑なコントラストを与えていた。
傾いた陽の光に 騒々しいアブラゼミの声が灼きつく 初夏の散歩道。 噴き出す汗の跡を 熱風が撫でる。
昼間。 日常生活の一コマで 宙を漂うケサランパサランさんに出会う。
青空の迷路。 ときどき その、ウチ側に 同じエレメンツを大切にしていて 似たような風を持っている人と出会う。 お互いに 「あなたもですか? 奇遇ですね。」 という顔をして通り過ぎる。
紫陽花柄の そのタペストリーを選んだのは 彼女だった。
ベクトルは 常に全多方向に伸びていて。 止まっているように。 バランスがとれているように見えるけど。 そこには繊細な矢印とちからが存在し、 絶妙なコントロールがなされているのです。 〝ある〟ことの奇跡 ...
見上げると。 ステンドグラス越しの光は 優しかった。
夢現(ゆめうつつ) 幻惑の炎が 揺らめいて、揺らめいて 真白なスクリーンを燃やす。 本当の物語が始まる。
カナヘビが 切り離すしっぽのように 灼熱のアスファルトの上をバタつく 真夏の想い出。