donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
煮立ったスープが焦げ付いていくように。 みんな濃密に、過激になってゆくみたい。 〝刺激が足りない?〟 僕はもう疲れた。もういいや。 あなたが作った、 優しいお粥が食べたい。
あなた、他にやるべき事があるんじゃない? 社会的に評価されて。 お金を稼いで。周りを幸せにするとか。 考えないの? ? 僕は〝想い〟があって。 それがいつか。 然るべきトコに届けばいいんだ。 例えば。 ...
1月の 休みの揃った、遅い朝。 きっと。 わかりあえない。と。 それはそういうもんだ。と。 僕の伸ばした手を。君は拒んだ。 やんわりと。傷ついた僕は。 なんとか。心が。 凍え死なないで済むように。 猫 ...
霙(みぞれ)混じりの夕間暮れ。 曇天の、鈍色の雲が大蛇のようにうねると 霙は真白い綿雪へと変わった。
国道を行き交うヘッドライトの光が FIXの小窓から差し込み、 薄暗い部屋の反対側の壁をはしっていた。 ぼんやりと。そして、無感情に。 傾けたウイスキーは、 有るべくして。。。苦いものだった。
冷たく。 乾いた空気を吸うと。 鼻腔(びくう)の奥がツーンとなった。 それは。 最近。 感じることが無かった、なにか 〝切ない感情〟をおもいださせて。。。 すこし複雑な気持ちになった。
河面(かわも)には 空が映っていて。 その景色を。 万華鏡のようにシャラリと 廻してみたんだ。 渦巻く幾何学模様のような。 鮮やかな色彩の煌めき。 ーーーーーーーーーーーーーーーー その季節は。。。 ...
言葉は。 自由になりたがる。 風のように。 空を駆け。 野を疾(は)しり。 いつか あなたを抱きしめるために。
「翼なんか生えてなくて良かった。」 君が。 強く抱き締め返してくれたときの 君の腕の感覚がまだ背中に残っていて。 それだけが僕の勇気で。 どんなに辛いときも。 〝僕〟を肯定してくれた。 どんなに苦しく ...
かんたんにキレイだね、とか言わないでね。 僕は、僕達は、たいした戦略家だ。 もちろん。計算してるんだ。 計算して。計算して。計算して。 こころがちぎれるほど。計算して。 痛みを堪えて。涙を流して。涙を ...