donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
わかってるから。 きっと。 僕じゃ君を幸せにできないから。 だから。 今の君が笑ってないと苦しいから。 いつしか。 神様に願うことは。 君の幸せになってしまった。 あとのことは。 自分のことは自分の責 ...
滑らかに風を捉える その翼のように。
父母の故郷。 祖父祖母の思い出。 夏休み。 カブトムシやクワガタの籠の匂い。
もう辻褄なんか。 神様さえもわかんないほどになってて。 ひとつの〝こころ〟と。 『感情』なんて言葉なんかじゃ 追いつかない。 グチャグチャの メタメタの 表現できない模様になってるんだ。 ただ。其処に ...
「それは どの道でも一緒でしょ。」 僕はこの道しか知らないから。。。 彼女の聡明さは 〝光(ひかり)〟だった。
結局。 この道しかないんだけれど。 十代の頃から。 なんとなく。 この道を独り歩んでゆくと決めてから。 何人もの。 似たような匂いというか 瞳の色を持った人達から。 その下山者から。 幾度となく。 忠 ...
或いは。 僕だけにしか 見えていなかったのだろうか。 僕は昨日。 大都会のビルの隙間で 一匹の蝶を見たんだ。 はっきりとは わからなかったが。 白と黒の ぼんやりと、 それでいて複雑で 神秘的な斑(ま ...
シャッターを開けたままにすると。 テールライトは人魂(ひとだま)のように。 時空を引き摺った。
「タイムマシン?」 「うん。」 つまりは。こういうことさ。 シャッターを開きっぱなしにしたカメラが。 流れる、つまり移動し続ける光を 線のように捉えるじゃない? あれは。記憶媒体と〝時〟という概念と ...
公園の芝生の上では 小さな子供たちが シャボン玉を追いかけて 散り散りに駆け回っている。