donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
こうやって、詩(かたち)にもならずに 流れていってしまう想いって、 勿体ないけど、素敵だなって思ったの。
相変わらず。 調子に乗ってるかもしれない。 苦労をしたいとか、 不幸になりたいなんて 1度たりとも思ったことがないが、 簡単に、ただ〝与えられる〟幸福って (傲慢かもしれないが、) (それは本当に幸運 ...
これはいいことなのだろうか? もう技術力の進歩で どの国もあからさまな戦争を 〝全力では〟起こせなくなってきている。 だからこそ。今。 誰一人取り残さない舵取りを。
晩夏。 黄昏時の夕涼み。 ひんやりと冷たい小川に足を浸していた。 まだ黄緑色の稲穂が風に揺れている。 せせらぎの音とカナカナの鳴き声が 夕闇に沁み込んでゆく。 忙(せわ)しなく 黒翅(くろはね)の蜻蛉 ...
裸足になって。 打ち寄せては 砕けてゆく波を見つめた。 「恋人は並んで海を見ると 引き返せなくなるの。」 戯(おど)けて笑う、 けれど遠い瞳(め)の君が あの日の僕を不安にさせた。
凪いた海は磨かれた鏡面のような美しさで もうひとつの空を産み出した。 たとえば、そんな風に 心に空を創れたら あなたを想う苦しさは 響いて溶けていくのだろうか。
味のしなくなったガムを 噛み続けていた。 「なんとかやってるよ。」 呪われた僕にはきっと これ以上のものなんて 望めなかった。 それなりにマル。
天井から、 ふんわりと降りてくる、 ましろい球体。 差し出した両の掌(てのひら)に触れた瞬間、 はじけて、すべてを呑み込んだ。 そして、産まれた 白の空間(せかい)。 反転する、同居する、どこまでも深 ...
君が溜め息をついたから。 魔法のランプから僕が湧いて出ました。 たいしたことはできないし。 湧いて出てきたからと言って 虫やなんかじゃないよ。 まっ、それより不純な 下心はあるかもしれないけど。。。
判って貰えないかも知れませんが、 あの夏の あの、たった一瞬の 彼女の笑顔があったから、 雨上がりには、いつも必ず 虹が架かるんです。