donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
ベタつく汗と蝉の大合唱で目が覚めた。 秒針は確かに刻(とき)をきざんでいる。 夏の、『在ること』の気怠さですら、 愛おしい。今は。
抱きしめる。 R2は喉を鳴らす。 暖かくて、ふわふわして、 か弱い呼吸とゴロゴロとした振動が 身体の隅々に響く。 例えば、こんな、幸せの形。
ちゃんとした女性(おんな)は 魔法が解ければ、 器用に現実を生きるものよ。 「それはそういうものだから。」 ーーーーーーーーーーーーーーーー 「一流の役者にはなりきれない。」 正反対のふたりの、似てい ...
若い頃は 歳をとることが どういうことかわからなかった。 でも今。それがすこしずつ わかるようになりはじめてて。。。 そこにある 恥じらいや明け透けなところ 哀愁や味わいや憎しみや素敵なところ 苦しさ ...
時に。 感情は物凄いパワーを秘めている。 ただ。 いろいろな感情に振り回されすぎるな。 感情には〝影〟ができる。 その〝死角〟の感覚、切れ味が鈍る。 大切なのは、形がないことの自由度。
時間は永遠にある訳ではないが。 コスパを重視しすぎて。 子供は、若輩者は、 黙ってろって風習は 本当に良くないかも。 だから。 〝大人〟が育たない。
辛いシーンを潜(くぐ)り抜けて。 知った。毎日の素晴らしさ。 僕はまだまだ。 描ききることができていない。 今日も。。。産まれたての空気。
休日。 真夜中にペンを執って。 真っ昼間にエアコンの効いた部屋で 飼い猫と雑魚寝をする。 その光景は 業を通した、ひとでなしの図である。
愛してはくれなかったの。 そんな優しさに惹(ひ)かれたんだけど、 それってひどく残酷だった。 地獄に落ちてもいいくらいの、 最低の人間だった。
才能の枯渇とは 感じるチカラの衰えだったりする。 今一度。 〝思ったり、感じたりした人の勝ちだ。〟 もっと。面白がれ。世界の細部を。。。