donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
あと何回、こんな特別な気持ちを感じられるのだろう? 春の草花が芽吹くころの 草原(くさはら)の匂い。 材木を燃やす焚き火の匂いと父との思い出。 春の訪れを嬉ぶ小鳥の甲高い鳴き声。 蒲公英の綿毛が大空へ ...
君の 天使のえくぼを見たとき へなへなと力が抜けて もう。どうでも良くなってしまった。
スケールの小さい男、丸出しで。 その日の僕は、次々と目の前に現れる小さな困難に、いちいち、ぷりぷりと腹を立てていた。
昔話を始めたのはコーヒーのカップが 〝空(から)〟になる頃だった。 記憶の眩しさが時計の針を戻そうとしていた。 二人。。。 閉じ込められたガラスのスノードーム。 めぐる。まわる。ただよう。〝光〟。 夕 ...
白いねこ 小首を傾げて 仏壇のうえ。
洗顔してて。 時々、鏡の前に現れる〝スケキヨ〟にビックリする。 このままバスタブに逆さに沈められないかしら、と。落ち落ち、目も閉じれなくなる。 石鹸が目に沁みる。ドツボである。
(もう何を言っても証明できないから。あまり思い出したくないんだけど。結構。ちょこちょこ。ちゃんとはやってないけど。それなりに上手かったのよ。バスケ。小さな自惚れです。)
ぼくはここにいたい。 例えば。(あくまでも例えばだ。) なにかで成功する人生があったとして。 新しい『上の世界』の扉が 開くこともあるかもしれない。 でも。 ぼくはここにいたい。 今の生活と遠くかけ離 ...
年齢を重ねているということを 受け入れて生きてゆこう、と。 『時』という 波、うねり、流れのなかを ただ、たゆたおう、と。 ナチュラルに ちからを抜いて。 こだわったり。こだわらなかったり。 めぐって ...
遅く目覚めたその朝は。 沈黙が奏でる ナチュラルな音楽を楽しんでいた。 郊外に住む僕の部屋の朝は 様々なホワイトノイズに包まれている。