donkihote

情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。

すこし虚言癖がある。



ロシナンテⅡ世。通称、R2。

鈍崎邦定の飼い猫。相棒。

オッドアイの白猫。

人の。

人の。 いろんな気持ちを学んだの。。。 傷ついて。。。飲み込んで。。。 そして 〝空〟があったの。。。

シャボン玉のはじける音

シャボン玉のはじける音で目覚めた少女。 残酷な寓話のワンシーン。 繰り返されるサイレントムービーのリール音。 悲鳴の届かない戦場。 欲望という底無しの箱に詰め込もうと 正義という綺麗なラッピングをしよ ...

空を。

空を。 花弁(はなびら)が舞い、 七色に輝く旗が揺らめく。 空想という刃で切り開く、 明日という名の希望。 カンディンスキーの抽象画のように。 さっきまで整列していたメルヘンが、 ダンスを踊りだす。

病院のにおい

病院のにおいはいつも、 えもいわれぬ喪失の記憶に 僕を沈めた。

あなたの笑ったときの記憶

あなたの笑ったときの記憶だけが 色をもっていて。。。

真っ暗闇。

真っ暗闇。 冷たい雨だけが形作っていく 『私』というシルエット。

海月(クラゲ)

悲しみという海を漂うクラゲ。

淡雪ように。

淡雪ように。 君の手のひらのうえで 消えてしまえたら。。。 君の温度で 溶けてしまえたら。。。

〝マダトキドキフイニキエテシマイタクナル〟

〝マダトキドキフイニキエテシマイタクナル〟 あのころの彼女は 不意に表情を曇らすことがあって。 鈍感なだけの僕は そんな彼女をなんとか笑顔にしたくて。 でも。アレって。 僕のせいだったんだよね。 僕に ...

まるで。

まるで。 絹の織物に染料が染みてゆくように。 その朝の空は 曇天から徐々に晴れ渡っていった。 それはあまりにもみごとなものだった。