donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
中途半端な アーティストなんて。 クソだと思った。 と同時に 振り切った表現者は、 新しく産まれるために 平気で死んでゆく気狂い(きちがい) のような何かを抱えているようにも。 結局。 幸せなんかは ...
虹色のスペクトル。 幾多の光線が交差し、 乱反射する空に。 撥条(ゼンマイ)の 捩子(ねじ)を巻く音が ゆっくりと響いていた。 アダムとイヴが口にした果実の種子は その固い芽をほどかなかったのだろうか ...
或いは。 現実は厳しいかもしれない。 夢は叶わないかもしれない。 でも。 人生は、世界は、素晴らしい。 それだけで 〝生きる〟価値がある。
今は一歩一歩。 気が狂って。すべてを。 取り返しがつかない程。 壊してしまわないように。 壊れるのは一瞬だから。 今は一歩一歩。 できることを。丁寧に。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 現実では。 ...
OK. 外音シャットアウト。 大切なのは僕(等?)の気持ち。 これは僕の人生。 わがままでいい。 ここは。
OK. どうせ。 死ぬ時ゃ、死ぬ。 でも。それまでは。 〝生きる〟!!! 〝らしく〟!!!
OK. 立て直せ。 まわりを見ろ。 バランスだ。 らしさってなんだ? こちら側だけじゃないはずだ。 今はどちらに重心を置く? 過去だけでもなく。 未来だけでもなく。 気持ちだけでもなく。 肉体だけでも ...
「私は強いわよ。」 静かに凛と、彼女は前を向いた。 それはつまりは。そういうことだった。 それだけで、僕には伝わった。 OK. 姿勢を正せ。呼吸を整えろ。視線を上げろ。 大丈夫。まだまだ。ここからだ。 ...
ふたりで行った小さな動物園は 桜の花びらが舞っていた。
なにも言葉が出てこない。 ただカーソルだけが点滅する スマホの画面が 真っ暗な部屋の天井に 光を放っている。