donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
分不相応の十字架を背負って。 足枷(あしかせ)を引き摺りながらも。 進める歩を。 勇敢な人達の詩に助けられ ここまで生きて来れた。 僕は僕が人格者ではないことを知っている。 ただ、決して裏切れない何か ...
悲しみを飲み込んで。 心の中で嗚咽して。 瞳(め)の色だけが深くなる。
〝時計は回り続ける〟 今度は。あなたの番よ。 だね。配役なんて。巡るものさ。僕はもう存在悪だ。長く生き過ぎた。もういいよ。もう充分だ。 敵役(かたきやく)のペーソスを知り得る人達は時間と共に消えていく ...
(❓)。 あなたが隣りにいるような気がした。 そして。。。 。。。〝空〟が。あった。
それは、ある休日の午後。 それもやはり。 ひとりよがりの平穏を享受しながら。 本格的な冬を前に。 肌寒くなり始めた深い秋のひだまりを。 僕等はオリジナルのステップで 踊るように歩いていた。 (ゆるく続 ...
人の世の感情に翻弄されながら。 失い、すれ違った縁も。時間も。 今では。 (それでも、ある種の。怒りのような何かを内包した、悲しみと並走しつつ。) それはそういうものなのかもしれない。と。 思える朝を ...
朝。 窓を開けて。 深呼吸をして。 あなたの幸せを祈れることが 僕の心の栄養になっていた。
プリズムを抜けた光の糸で あやとりをしているかのような そんな感覚だった。 指先に絡んだその煌めいた糸で 彼女は星座を結んでいった。 冬の街に吐息の白。 「雪を降らせて。。。」 と彼女は言った。
定理・定石を学ぶことは 地図を手に入れることに似ている。 だが。 なにも持たず、彷徨い、 目の前に現れた〝景色〟に抱く 感じることの大切さ、鋭さ、感覚は きっと。もっと違う何か。
誰かを 分かったふりをすることの冒涜。 ただ信じるということとの 圧倒的な覚悟の違い。