donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
君を描くのをやめようと。 君に甘えるのをやめようと。 思ってはいるのだけれども。 こころみてみると。 どうしても。 〝からっぽ〟になってしまうんだ。 僕から君を引くときっとゼロにも満たない。 僕にはこ ...
僕にとって彼女との出逢いは特別だった。 彼女は 僕の人生にとって。 大切な場面のところどころを 埋めてくれるピース(piece・peace)を 与えてくれた。 大袈裟に言えば、 運命というのだろうか( ...
(僕はそうは思わないんだけど。それを〝大人〟だと言う人もいる。) 僕はもうすこしで真実が言えなくなる。 大切な場面で。 一度。自分の気持ちに嘘をつくと。 その後。嘘しか言えない人生になってしまう。 そ ...
空が綺麗だったんだ。 一面、真っ青で、圧巻だった。 思わず。「ねぇ。空が綺麗だよ。」って。 君の名前を呼んでた。 君の名前を呼んで。 ああ。この癖も直さないとな。って。 君との思い出とも距離を置かない ...
それは例えば。 一度、癒着してしまった細胞同士を分(わか)つみたいに。或いは、〝痛み〟を伴うものなのかもしれない。
雨上がり。 雨粒のプリズムに 街が光を帯びて 小さな虹のカケラが そこら中に溢れていた。
冬と春とを行きつ戻りつしている。 風に吹かれた南天の紅い葉が 笑いかけているような、そんな気がした。
誰かを本当に好きになって。 地軸がすぅーと その人にシフトしてしまうってことが。 ある種の不器用な人にはあって。 その地軸が自分の方に戻ってきたときって。 なんか。変な違和感があって。。。 不思議で。 ...
地図も。。。コンパスも。。。 なにもない。 からっぽ、だった。 なんか。フラットな感覚。 R2とふたり。 陽だまりでまったり。 ぼんやりと座り込んで、 風の、その、色のようなものを見ていた。 優しい太 ...
身の毛もよだつ程、真っ平らな道で 派手に転んだ7年前。 それはそういうことなんだろう。と。 第六感など全くない鈍感な僕でも なんとなく、予感していた。