donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
同じ周回円上にいるのなら。 ただ。単純にお互いの 場所や速さやタイミングだけの話なら。 もうすこし。お互いに。 思いやりあえていたら。 まだ。ふたり。一緒にいれたかな?
五月の庭先を眺めていて。 ふと。思った。 もっと。君に。綺麗だと。 素直に言えば良かった。 すこし恥ずかしかったし。 あの頃の僕の幼なさは ぶっきらぼうを気取ることが 男らしさだと思っていた。 もっと ...
もうすぐ。50歳。 小さな世界ながら。 自分なりには。 できるかぎり。 可能性は広げ続けてきたつもりだ。 折り返し地点。 どころか、もう終盤。 〝選び取って行こう〟。 すべてを抱え続けて行けるほど。 ...
もう。終盤戦。 生まれたエゴ。 他人様を害さないなら。 純粋に。自分がどうしたいのか? ってとても大事な気がする。 残された時間は短い。 何が好きか? 何に愛着を持つのか? 何を大切に考えているのか? ...
五月の気持ちの良い風に 青々とした欅の大樹が揺れていた。
顕微鏡の円のなか。 結晶は歯車のように噛み合って なにか精密機械のからくりのように カタカタと。 ひとつの完成された、 完結をしている、様式美が。 そこには在った。
春先の小雨の降る冷たい朝だった。 少し鼻にかかった柔らかい君の声が僕を起こした。 枕から頭をもたげると、世界はまたひときわ違う色をしていた。
刀についた滴る返り血を振るい落とした。
一瞬。 感覚が開かれる。 絶妙な自然の神秘や 人が人を想う人間模様の その折々(おりおり)を 感じ入る瞬間があって。。。 胸が震えて。。。 ただ。ただ。祈る。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー この ...
別に。 悲しくもないのに。 右の目から涙が落ちた。