donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
しみじみ、こころから。 『ありがたいね〜〜。』と思える幸せ。
予備校ちかくの。 公園の裏には、お墓があった。 勉強するほど時間があった僕等は。 喫茶店で話をする合間に、よく二人で散歩をした。 そんな時だった。 少なくとも僕は軽いデートの気分でルンルンと、彼女と歩 ...
古くなった商店街のスーパーの電飾がジリジリと音を立てていた。
ある時期。 僕はよく〝棘〟を食べた。 その毒にヤラレないように。 体調がましなときに。すこしづつ。 それは理にかなっていた。 棘の根元は太く、滋養があった。 よく咀嚼されすれば。 その毒も薄まった。 ...
パンのための人生ではなく。 あくまでも。 人生のためのパン。
なにかを。 〝覚悟〟をもって。 良くしていこうと。 或いは。作ったり、打ち込んだり。 そういうことに。 時間を、人生を、命を。 ついやそうという人。 そういう人は。 たぶん。 〝愛〟にすべてを捧ぐ人。 ...
他人には、なんの意味もないかもしれない。 瓦礫のなかの〝真実の金貨〟。
少年は大人だった。 大袈裟なのかもしれない。 或いは。 〝普通〟とはそんなものかも。 少年は大人だった。 それは。そういうものだった。 少年は大人だった。 そして。。。 今。
少年は大人だった。 少年は不幸ではなかった。 少年は五体満足で ほんの少し〝幸せの才能〟を持ち。 節目節目に〝大切な出逢い〟にも恵まれた。 人並みにも、数回の恋をした。 少年は大人だった。
少年は大人だった。 少年は無事、本当に、大人になった。 少年は愛され。忌み嫌われた。 ある時期、ある所では 人殺し。悪魔。ソレ。 ある時期、ある所では ヒーロー。救世主。神。 少年は大人だった。 ある ...