donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
洗顔してて。 時々、鏡の前に現れる〝スケキヨ〟にビックリする。 このままバスタブに逆さに沈められないかしら、と。落ち落ち、目も閉じれなくなる。 石鹸が目に沁みる。ドツボである。
(もう何を言っても証明できないから。あまり思い出したくないんだけど。結構。ちょこちょこ。ちゃんとはやってないけど。それなりに上手かったのよ。バスケ。小さな自惚れです。)
ぼくはここにいたい。 例えば。(あくまでも例えばだ。) なにかで成功する人生があったとして。 新しい『上の世界』の扉が 開くこともあるかもしれない。 でも。 ぼくはここにいたい。 今の生活と遠くかけ離 ...
年齢を重ねているということを 受け入れて生きてゆこう、と。 『時』という 波、うねり、流れのなかを ただ、たゆたおう、と。 ナチュラルに ちからを抜いて。 こだわったり。こだわらなかったり。 めぐって ...
遅く目覚めたその朝は。 沈黙が奏でる ナチュラルな音楽を楽しんでいた。 郊外に住む僕の部屋の朝は 様々なホワイトノイズに包まれている。
オレンジマーマレードの夕暮れ。 ブルーベリージャムの宵の宙。 ストロベリージャムの朝焼け。
「懐いて迷惑になりそうな寂しがり屋の小動物には、最初から優しくしないこと。あらやだ。私の家の家訓よ。」
或いは。痛いほどオリジナルだったかもしれないけど。他人様の人生の脇役加減は心得ているつもりでいた。
ふうわり、はらりと。 舞い落ちる一枚の花びら。
りんりんと。 連なり合った ブルーベリーの花の蕾が 綻(ほころ)び始めていた。