donkihote

情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。

すこし虚言癖がある。



ロシナンテⅡ世。通称、R2。

鈍崎邦定の飼い猫。相棒。

オッドアイの白猫。

気を引き締めようと思った。

気を引き締めようと思った。 毎日が〝ふつう〟であることは奇跡なのだ。

獣(けもの)の

獣(けもの)のにおいがした夜の。 ただ。身体を求めるだけのいやらしさも。 あの年頃の、若さが持つ未熟さも。 それでも。 ヒリつく程の愛おしさに溶けて。。。 どんな名前の感情にも足りなくて。。。 痛いほ ...

そうは言うけど。

そうは言うけど。 あいつがお前の言う通り ただの〝フザケた〟だけの人間なら。 今。此処にいると思う?

あの頃。

あの頃。 購買の スペシャル焼きそばパンが 売り切れる前に、と。 駆け出した僕達は。 もう引き返せないほど、 おとなになっていた。

月見草

月見草が 恋焦がれた月は 今日も宙にあった。

あと何回、

あと何回、こんな特別な気持ちを感じられるのだろう? 春の草花が芽吹くころの 草原(くさはら)の匂い。 材木を燃やす焚き火の匂いと父との思い出。 春の訪れを嬉ぶ小鳥の甲高い鳴き声。 蒲公英の綿毛が大空へ ...

君の

君の 天使のえくぼを見たとき へなへなと力が抜けて もう。どうでも良くなってしまった。

スケールの小さい

スケールの小さい男、丸出しで。 その日の僕は、次々と目の前に現れる小さな困難に、いちいち、ぷりぷりと腹を立てていた。

昔話を

昔話を始めたのはコーヒーのカップが 〝空(から)〟になる頃だった。 記憶の眩しさが時計の針を戻そうとしていた。 二人。。。 閉じ込められたガラスのスノードーム。 めぐる。まわる。ただよう。〝光〟。 夕 ...

白いねこ

白いねこ 小首を傾げて 仏壇のうえ。