donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
僕はあなたになにができるだろう? 僕にとって。あなたにとって。 巡り来る季節の風は。 何を運んでくれるだろう? 僕はあなたと笑い合いたい。 ただ。それだけ。
見晴らしのいい丘に立って。 広がる地平に。胸が高鳴って。 青空を仰いで大きく息を吸い込んだ。
想い出の全てを抱えて。 今を歩んでは行けないから。 破れた夢なんて。 幾つもある。 或る時。 そのスナップを。その瞬間を。 他人様(ひとさま)の人生に見る時がある。 嗚呼。私にも。 あんな瞬間があった ...
裏切りますよ。 〝ひと〟だからね。 でも。自分が惹かれた〝ひと〟なら。 信じたいじゃないですか。 どんな〝出逢い〟であれ、 その確率が。 天文学的に。 とても低くて。 運命的なことを。 僕は知っていま ...
その頃。 お付き合いをさせていただいていた女の子は。 妙に自分の〝男爪〟を気にしていて。 性格の破綻している僕は。 よく、それを揶揄(からか)っていた。
休日の午後。 フレークを皿に落とすと。 乾いた音がダイニングに響いた。 一人で居る部屋は。 妙に、広く感じられた。
そんな。 一途さなんて要らない。 悲しいだけだもの。
その接吻(くちづけ)の意味を知ったとき。 私は永遠と思える孤独を背負った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あの接吻(くちづけ)の記憶があったから。 私は此処まで。生きて来れた。
僕はうまく踊れない。 右足と左足と両腕と手と頭と姿勢がバラバラで。 とても。とても。ぎこちない。 時代遅れのロボットみたい。 きっと。昨今のロボットのほうが。 間違いなく。うまく踊れるのだろう。 まっ ...
過去にとらわれた囚人