donkihote

情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。

すこし虚言癖がある。



ロシナンテⅡ世。通称、R2。

鈍崎邦定の飼い猫。相棒。

オッドアイの白猫。

その鏡は

その鏡は〝沼〟だった。 伸ばした手を伸ばした手が掴み。 深い深い。泥濘(ぬかるみ)へと。 〝わたし〟を引き摺り込んでいった。

自分の醜(みにく)さに。

自分の醜(みにく)さに。 いつか、耐えられなくなる前に。。。

そりゃあ。

そりゃあ。 いろいろあるさ。 生きていれば。

ジクジクと痛んだのは

ジクジクと痛んだのは 僕には。 不釣り合いだったからなのかもしれない。 太陽の。パズルの。 その一欠片(ひとかけら)は。 それでも。 何かを後ろめたく感じさせる 十分な輝きを放っていた。

君に出逢うまでの僕は。

君に出逢うまでの僕は。 年相応の汚らしさを抱えて 無機質な都会を、傷を作りながらも。 なんとか、泳げていたんだ。

みんな。

みんな。 過去を。 言葉、ロジックで振り返るから。 そのイメージは。 簡単に〝矮小化〟されてしまう。 そこを。その時代を。 生き延びて。闘ってきた人間の。 〝本当〟をとても軽く感じてしまうんだ。 次世 ...

ちゃんとした事情

ちゃんとした事情も分からずに。 喧(やかま)しいだけの 薄っぺらいステレオタイプの悪意が 街中には罠のように。。。 ウジでもわくように。。。 存在していた。

違うんだ。

違うんだ。 信じているんだね。とか。 信じていないんだ。とか。 ピュアだね。とか。 斜に構えてる。とか。 そんな子供だましの二元論で語れるほど。 生易しくはなかった。 どちら側からも。見られたから。 ...

その時は。

その時は。 奴らはどちらを選んでも。 自分達を正しく見せられるように 巧妙に、細工してたんだ。 だから。 必ず。 言葉にできるようになるのは。 いつも。あとからなんだ。 きっと。こういうことなんだろう ...

太陽の匂いが

太陽の匂いが いつまでも。 鼻腔に残っていた。