donkihote

情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。

すこし虚言癖がある。



ロシナンテⅡ世。通称、R2。

鈍崎邦定の飼い猫。相棒。

オッドアイの白猫。

夏 青空と積乱雲のコントラスト 突き刺さる真昼の日差し 屋根を叩く突然の夕立ちと雷鳴 滴り落ちる麦茶のコップの水滴 ラジオ体操の景品 鼻の奥に残るプールの匂い カブトムシの艶やかな黒、 生温い西瓜の甘 ...

どれだけの怒りを

どれだけの怒りを 飼い慣らして来ただろう。 もう僕は人では ないのだろうか。 誰も裁かないと 自分を律しては来たけれど 人間、誰しも そうはかわらない。 大切な人を 傷つけられれば 正気を失うほど 怒 ...

全てのプラズマや電子が

全てのプラズマや電子が 意思や思考なんかを 孕んでいるとしたら、 さっき、あの空に走った あのいかづちは一体 誰の、どんなものだろう?

苦しみを夜の深いところに

苦しみを夜の深いところに沈めて、 孤独な記憶を錨に、 たゆたう暗闇を背に浮かんでいた。 空には黄金の月があって、 ただ一晩中、その柔らかい光に 包まれでいたかった。

青い夏空に

青い夏空に 浮かんでいる雲が なんだか無性に 気持ちが良さそうで 少しの間 見惚れていた。

胸に湧き出した想いを

胸に湧き出した想いを あなたと 分かち合いたくて 幾千の言葉。 その日の僕も例外ではなくて 笑えるくらい饒舌だったが 悲しいほど核心からは遠かった。

ポツ。ポツ。と

ポツ。ポツ。と ビニール傘にはじける雨を 内側から見つめていた。 はじける雨に夏の花火を思った。

竪琴を奏でるような

竪琴を奏でるような 繊細な手つきで 夜を手繰り寄せて 南天の葉から 玉のような夜露が 溢れた。 開いたままの シャッターで撮った 星空の写真のように 時間が止まって 時間が流れて 一点を中心に 光が弧 ...

物語の始まりは

物語の始まりは 傘の中に響く 雨の音だった。

とりもどせない。

とりもどせない。 すれ違ってしまった想いの数々。 たった一度きりだから、 だから… そんな人生すら とても愛おしいのだと思えた。 ライフ&ストーリー。 続いていく日々。 誰も知らない。 今日という日の ...