donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
例えば、春先 老猫のロシナンテに ストーブの前を占領されながらも、 ハブラシをくわえ、 新聞を覗き込む日常。
シュワシュワと 透明な泡沫(ほうまつ)が昇っていく。 グラスに映る百花繚乱、 色とりどりの目まぐるしい景色に 翻弄されながら 加速し、昇華していく。 その泡粒(あわつぶ)に映り 入り込んでしまった僕等 ...
街で会ったら どんな顔をすればいい。 無意識にどんな表情をしてしまうのだろう? いろいろあったから…。 被害者のような気でいた。 たぶん、自分勝手な一方的な見方だ。 グランドから遠ざかった日。 故障。 ...
文才が無いからか そのときの空が なんの疑いの余地もないほどに 空っぽかったので 僕は黙り込んでしまった。
見まわしてごらん。 世界は最高に愛おしい。 そんな『奇跡』に溢れている。
今、存在する青を掻き集めて 奇跡のような夜空を創る。
心眼なんて持っていない。 騙されない自信もない。 でもね、 真実を見極められる能力より どんなに騙されても どんなに裏切られても どんなに辛い思いをしても 信じて、信じて、信じ抜いて、 すべてを変えて ...
どう転んでも どんな見方をしても 卑怯で最低な男だった。 たいしたことなど ひとつもなくて 全て忘れてしまえば 無かったことにしてしまえれば 誰も傷付かないと思っていた。 思い出だって 一方通行のただ ...
いつか僕を孤独にした という錨が今は 狂気の海で遭難するのを 正気に繋ぎ止めるのを 助けてくれている。
孤独。 どこまでも遠い世界との絆 外界とは隔離された傘の中 雨粒がステップを踏んでいた。 心地よいリズムに合わせて 口笛を吹いてみる。 実体と虚構。 ヒトツの意識とそれ以外。 どちらがホント? 結びつ ...