donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
どんなに立派で崇高な 哲学者でも どんなに小さくて卑しい 虫けらでも 一瞬一瞬は平等で 同じだけの価値がある。 そんな現実が いさぎよくて なんかステキ。 みんな、みんな まぎれもない本物で みんな、 ...
いびつで滑稽な ペルソナを抱えて 絵空事のような 日常を生きる。 素直に、真っ直ぐに、 あるがままに 生きていけば 当然、傷は増えてゆく。 だからといって 傷つくのを怖れて 誤魔化して生きていると こ ...
これ以上深く 潜るにはきっと ひとりではダメかな。 そんなラインがあって 君の名を呟いた。
夏 青空と積乱雲のコントラスト 突き刺さる真昼の日差し 屋根を叩く突然の夕立ちと雷鳴 滴り落ちる麦茶のコップの水滴 ラジオ体操の景品 鼻の奥に残るプールの匂い カブトムシの艶やかな黒、 生温い西瓜の甘 ...
どれだけの怒りを 飼い慣らして来ただろう。 もう僕は人では ないのだろうか。 誰も裁かないと 自分を律しては来たけれど 人間、誰しも そうはかわらない。 大切な人を 傷つけられれば 正気を失うほど 怒 ...
全てのプラズマや電子が 意思や思考なんかを 孕んでいるとしたら、 さっき、あの空に走った あのいかづちは一体 誰の、どんなものだろう?
苦しみを夜の深いところに沈めて、 孤独な記憶を錨に、 たゆたう暗闇を背に浮かんでいた。 空には黄金の月があって、 ただ一晩中、その柔らかい光に 包まれでいたかった。
青い夏空に 浮かんでいる雲が なんだか無性に 気持ちが良さそうで 少しの間 見惚れていた。
胸に湧き出した想いを あなたと 分かち合いたくて 幾千の言葉。 その日の僕も例外ではなくて 笑えるくらい饒舌だったが 悲しいほど核心からは遠かった。
ポツ。ポツ。と ビニール傘にはじける雨を 内側から見つめていた。 はじける雨に夏の花火を思った。