donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
気が遠くなるような繰り返しでも とても難しいことだけど 時々、諦めることがあっても 腐らない。 挫けない。
その一粒が あなたの頬をつたう間に 僕は僕を取り戻さなければ。 永遠にあなたを失ってしまう。
「いつかはわかってもらえるかもしれない。」 「執念深いのね。」 「ヘビですから。」 「あなた、性格がねじ曲がってるのね。」 「ナチュラルにカーブしてると言ってください。」
縫い合わされた、交錯する 幼少期と現在の記憶。 小さな街の景色と 赴くままに広がる世界。 太陽が近かった季節と 仄暗い水の中。
雨上がり 紫陽花を讃える 光の雫。 悪いことが続いた。 ウジウジと悩んでいた。 窓の向こうは雨模様。 すべてが最悪だった。 そんな時、懐かしい人から LINEが届いた。 アホなやりとりをすこしした。 ...
記憶なんて驚くほど曖昧で いい加減なものなのかもしれない。 残念なことに 僕達が、いや少なくとも僕が 見ることのできる景色は 大人になった今と幼い頃のそれとは全く違う。 幼い頃知ることができた世界は今 ...
こたえなんて 一生わからなくていい。 あなたがいい。
信じられなくて 頬をつねったら、 あまりのことで 痛さを感じなかった。 こういう場合、 どうなるんだろう?
碧い空を見上げて 砂浜に寝転んだ。 打ち寄せる波の音より、 引いてゆく間(ま)が 誰かの寝息みたいで 妙に心地良いな、と瞳を閉じた。 低いところを周る真冬の太陽が かじかんだ身体を包み込むのを感じる。 ...
アルテミスが星空に向けて放った矢から 滴り落ちた血よりも紅いワインを飲み干す。 優劣をつけられない残酷さを 今の時代だって持ちうる現実と 自身の鈍感さを呪う鬱屈。 あなたを想えば想うほど 脚を取られた ...