donkihote

情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。

すこし虚言癖がある。



ロシナンテⅡ世。通称、R2。

鈍崎邦定の飼い猫。相棒。

オッドアイの白猫。

真夏の余韻を彩る

真夏の余韻を彩る花火のように 言葉が咲いては消えてゆく。 青さが運んだ約束は アンニュイな表情のまま 季節を飲み込んでしまった。 「永遠の愛なんてきっとない。」 僕達が既に不確かで 終わりがある存在だ ...

柔らかいライン

柔らかいラインのシルエットが 逆光線に浮かぶ。 吸い込まれるように凝縮されて この世界に産まれた一雫の涙。 あなたの寝顔のすぐ側で 音のない夜明けが響いている。 きっと僕には不相応なのだろう。 こんな ...

その時

その時 僕は修羅を纏った。 自身の無知も非力も顧みずに、 である。 何かがどうしても許せなかった。 心が叫んだ。

光の届かない

光の届かない 深い深い海底で 鯨が唸りを上げる。 難産にも負けず マイナスの局面から 産まれ出ずる奇跡。 聖も濁もなく 傷跡だらけのありのままで 流れ着いた。 「今」という大地が揺らぐ。 結局は同じメ ...

ページをめくるように

ページをめくるように 表情を変える夕空を見初める。 揺蕩う(たゆたう)雲に あくがれ、残照に包まれる。 音も無く流れる時間。 今朝、咲き誇った白い薔薇が もう花びらを落とそうとしていた。 あなたの嫋や ...

誰よりも全てを

誰よりも全てを疑っているから 誰よりも全てを信じている ということもあり得るのかもしれない。

偶々(たまたま)私は

偶々(たまたま)私はそんな人。 偶々(たまたま)あなたはこんな人。 偶々(たまたま)彼は、彼女はあんな人。 それも縁。 すべて縁。

漆黒の闇に向かって

漆黒の闇に向かって 小石を投げた。 地面から12センチのところで 宙に虹色の波紋が滲み、広がった。 空間が捻じれて 世界が変わった。 それがはじまりだった。

ましろい息

ましろい息 缶コーヒーの温かさだけが その悲しみを救った。 やさしい朝だった。

愛が無きゃ、

愛が無きゃ、なにもかも嘘だ。