donkihote
情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。
すこし虚言癖がある。
ロシナンテⅡ世。通称、R2。
鈍崎邦定の飼い猫。相棒。
オッドアイの白猫。
確かな鼓動を打て ココニイル、と。
みんな そらになるんだ。 だから… そらを見上げてごらん。 みんながいるから。
深い霧の中で 今日はハタと こう思ったわけです。 そりゃあ、僕も普通の欲深い人間なので、 得をしたい。いいめをみたい。損はしたくない。とか思ってしまいます。 でも、目の前のそういうものに振り回されてい ...
特別な椅子。 新聞で見た記事のなかに、インターナショナルスクールの小学科で、感情的になったときに座って、感情と理論を別々に冷静になって考える特別な椅子があったと書いてあった。 自分の幼稚園時代の記憶に ...
紙風船、蝶々、綿雪 ふわりと舞い降りて 手のひらに触れた。
少女の何気ない口笛が 真昼の月の欠けた方を ピンボールのように撥ね廻った。 知らなくても良かったはずの 感じなくても良かったはずの えもいわれぬ虚しい何かが 世界をすこし暗い色に包んでいた。 数多(あ ...
真冬の朝。 蒼味(あおみ)を帯びた空気が 厳しい寒さを反響させている。 折りたたまれた翼は 悪戯(いたずら)な運命から 身体の温み(ぬくみ)を守っている。 遠い地平から さもありなんと 朝日が昇る。 ...
さまざまなSNSなどがあるカオスの時代。 たとえば、 手紙とか、詩とか、エッセイとか、 連載小説とか、 そんなジャンルって箱は どうでもいいかも、って思うことがあります。 これは、単なる、自由な、『こ ...
「昔はね。」 で始まる小話。 今の人にわかってもらえるか、 分からないけど。 ピンぼけ写真を大事にしていた時代があった。 いまいちピントのあっていない 好きな人の写真を大切に持ち歩いていた 青春時代。 ...
夜空の藍ごと掬った星屑を 二人きりの部屋に飾って、 互いの傷口に触れた。 不器用に強く抱きしめた僕を 強く抱きしめ返してくれた。 優しい温度に込み上げた泣き笑い。