donkihote

情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。

すこし虚言癖がある。



ロシナンテⅡ世。通称、R2。

鈍崎邦定の飼い猫。相棒。

オッドアイの白猫。

(自分に…)

(自分に…) あとは… 残酷だけど、、、 『覚悟』の問題。

ただ静かに

ただ静かに 今日も降る雨。 悲しみが ポツリと落ちて、  弾けた飛沫(しぶき)に 虹が舞う。 そんな自然を待ち侘びて 僕らは生きる。 生きるとは 春を望み、信じて、 耐え忍ぶこと。 祈るように丁寧に ...

皺くちゃにしてしまった

皺くちゃにしてしまった あの日の夕空をポケットから 取り出して、家路を辿る。 もう何処にも居ない人達の 賑やかな笑い声が聞こえる。 追いかけて、駆け出した帰り路。 暖かい笑い声は遠ざかっていく。 「僕 ...

あなたは、

あなたは、 「心を麻痺させるの。ドライになるの。」 僕達が出会えた20歳のころ、そんな強がりを口にしていた。 僕はまだ、人の心がどんなものか、推量(おしはか)れないでいる。 でも、誰が何て言おうと、 ...

僕達は、

僕達は、 お互いの36℃の歪(いびつ)な 生命(いのち)を確かめて、 喜びと悲しみの意味を知った。 洋モクは巻きが甘いからって、 紫煙の中、スツールで脚を組んで テーブルをフィルターで叩いていた。 冷 ...

きっと、

きっと、 その要素は僕にも、 僕達にもあった気がするんだ。 今となったら、 それが良かったのか、 悪かったのかは別として。。 僕は一時(いっとき)顕れた その痣に気付かなければ、 命(とき)を奪われ続 ...

今の僕が、

今の僕が、その感覚を開けば、病むな。 と、僕にはそれがわかっていて、 それでもその景色を見なければ。 と欲に取り憑かれるときがあるのです。 僕はきっと、自滅してしまうタイプの人間。 だからアナタが必要 ...

名前も知らない鳥が

名前も知らない鳥が 空の低いところを 滑空している。 不思議なかたちをした雲が ゆっくりと流れてゆく。 西陽が街を染める。

「悲しいね。」

「悲しいね。」 彼女は透きとおる空を見上げて笑った。 でもね、だからこそ。 人は人を想うんじゃないかな。 よくわかんないけど…。 僕は君のことが凄く好きだよ。 空には白い月があった。

またつまらぬものを

またつまらぬものを切ってしまったと ひどく落ち込んだ夜。 ロシナンテII世は部屋の片隅で 例によってまた 電気製品のコードをガシガシとやっている。 ストーブは買い替えなくてはダメかしらと さらに落ち込 ...