donkihote

情緒不安定な、冴えない、ハゲたおっさん。

すこし虚言癖がある。



ロシナンテⅡ世。通称、R2。

鈍崎邦定の飼い猫。相棒。

オッドアイの白猫。

今日、僕は産まれた。

今日、僕は産まれた。 世界が、 瞳(め)に映るもの この身体で感じられるものがすべて、 こんなにも美しかったのかと 胸が苦しくなった。 なにもかもを超越した、何か。 そんな何かを信じたくなった。 それ ...

朝。

朝。 仏壇に、 先に 天国に行った (自分は行けないような気がするが…) 大切な人たちに、 身の回りの人 すべての人の〝幸せ〟を祈る。 心に眠る マイナスな気持ちを鎮め、 整える、大事な習慣。 この習 ...

7月の早朝。

7月の早朝。 あまつ風。 青い花梨(かりん)の実がひとつ。 微(かす)かな余韻が 静かに響いていた。 あなたがいない。 寂しさは空の一点から産まれた。

前髪が伸びたからと

前髪が伸びたからと 彼女は自分で前髪を切り始めた。 あまりにアホそうな とぼけた髪型になったので 二人で笑った。

素直に、できる限り

素直に、できる限り誠意を持って語ろう。 もう貴方は気づいていると思うけど、 貴方が、(或いは、苦しみながらも、)僕を利用したように、 僕も、表現者として、貴方を利用しているところがある。 その全てが嘘 ...

父との記憶で

父との記憶で 一番鮮明に思い出すのは、 世界でただひとつの特別な 味のある 端(ふし)くれだった ゴツゴツとした 大きな手。

張り詰めた弦(げん)を

張り詰めた弦(げん)を切ったのは あなたを強く抱きしめた刹那のあの秒針。 花弁(はなびら)の降り積もる 夕日が染めるオレンジの小高い丘に。 たわいもない事を語り合った コーヒーショップ。 ふっ、と微笑 ...

音のない静寂の水鏡を

音のない静寂の水鏡を 幻想的な雨がうちつける。 響き合うのは、 波紋が織りなす 複雑な模様とダンス。 窒息してしまいそうな 悲しみの色が滲(にじ)んだ、 どこまでも孤独な世界はやがて どこか懐かしくも ...

彼女が彼女であると

彼女が彼女であると気づいた時、 その偶然の幸福と同時に、 決して許されるべきでない十字架を背負った。 そして、僕は彼女の気持ちを想像しようとした。 でも、それすら、 どこまでも傲慢なことだと感じ、 そ ...

ウチのニャン波時計は、

ウチのニャン波時計は、 結構正確だ。 ロシナンテII世は 朝の3:50くらい、 僕が起きる時間になると 大抵、暴れだす。 部屋中を走り回って、 様々な物を破壊する。 でも、憎めない。 時々、後ろ向き全 ...