星空

『月光は檸檬の雫』

午前零時を回って。

終電が停まるころには。

物静かな月の光が。

虚ろだった昼の街の喧騒を。

煌々と。洗っていた。

から騒ぎの舞台裏。

檸檬の雫のカクテルを。

唇に運ぶ。

爽やかな。夜風に包まれる。


-星空