ぼくはここにいたい。
例えば。(あくまでも例えばだ。)
なにかで成功する人生があったとして。
新しい『上の世界』の扉が
開くこともあるかもしれない。
でも。
ぼくはここにいたい。
今の生活と遠くかけ離れた世界には
行きたくない。
ぼくは今の生活が(割と)好きだし。
〝ぼくは、だれかとこころを通わせ、ただ笑い合いたいのだ。〟
〝ぼくはこれからも書くことをやめるつもりはない。〟
これはぼくが僕の進む道を決めた時から。
そのときに「孤独」の代償を問われてから。
唯一背負った〝覚悟〟だ。
間違えてても。愚かでも。恥をかいても。
やも得ずに誰かを
傷つけてしまうことになっても。
頭を地面に擦り付けてでも。
ぼくはこれからも書きつづけたいと思っている。
そして。
その言葉は誰かにきもちを届けたいから。
寄り添い合い、わかりあい、運が良ければ、笑い合いたいから。
だったら。
僕は飾り立てた素晴らしい生活より。
今の、これまで歩んできた生活の延長の
或いは。「ふつう」と呼ばれるような。
(これも後で古いと呼ばれる言葉かな?)
「大衆」がわの、多少生活の匂いがする方にいるべきだと思っている。
そこで。生活の落ち穂のような、輝くような小さな大切な大切な〝幸福〟を、袖のふれあってもらえそうな人達と分かち合わせて貰って、そこで微笑んで小さくウインクをしていられるような人生を朴訥と歩んで行きたい。
それこそが、〝僕の道〟が〝幸福〟と自然と交わる合流地点のような気がするし。そうあって欲しいと望む未来だ。
高級なフランス料理を死ぬまでに一度は食べてみたいとは思うが(マナーやドレスコードは無しにしてもらって)、おいしい玄米のふりかけご飯がぼくは好きだ。
今はこう思っている。