青空

梅の香

梅の香が薫る春の初め。

歩道を歩いていると。

標識の影で一瞬、視界が暗くなった。

その時、なにか大きな違和感があった。

一本の標識の影の向こう側とこちら側。

それは別の世界だった。



-青空