茜空

ぼーっとしていた。

ぼーっとしていた。

スプーンからさらさらと滑り落ちる、

砂糖の粒。

その光景が不思議となにか心地よくて。

もう何杯、繰り返したのか?

わからなくなるほど。

砂糖を注いでいた。

これを飲んだら、身体に悪いな。

と思いながらも。

勿体ないから。と。

自分のアホさかげんを反省しながら。

世の皆様に申し訳ない気持ちになって。

口をつけた。



-茜空