不思議なものである。
これといって
秀でたとこのない
僕が今、比較的まともな
ダメ人間でいられるのは、
僕のそばを離れないでいてくれた
優しい人と
色々な形で僕を気にかけてくれた
心ある人と
そしてただ、素直に
ものを感じることを
大切にできた詩人だったからだ。
そのどれが欠けても、
僕に降りかかった
困難が逆になかったとしても、
僕はまともにここにいない。
間違いなくダメになっていた。
あんなに辛かったのに
今思えば、途轍もなく
ツイていたのである。
感謝して、がんばらないと。