HOME > 星空 > 星空 君が巻いてくれたマフラーに。 2023年7月31日 君が巻いてくれたマフラーに。 肌触りの良い、温かい優しさに甘えて。 木枯らしをやり過ごした。 雪の降らない聖夜に ふくれっつらの君の頬は リスかなにかのそれを連想させ、 僕を笑わせた。 長くなった夜と寒空は 君を抱きしめる口実になって。 その頃の僕は冬が好きだった。 二人の想像力が冬の街に 鮮やかな花を咲かせていった。 Twitter Share Pocket Hatena LINE URLコピー -星空