青空

雨があんなにも

雨があんなにも

透明じゃなかったら、

あの夏の手触りも

もっと違うものだったのだろうか。

キラキラが散りばめられた

ちっぽけな世界の色彩は

だけど鮮明に、輝いていた。



-青空