独り乗り用の一艇の舟が
水の上に浮かんでいるとします。
その舟には決定的な〝穴〟があって。
どんどん水が入ってきて。
たぶん、沈んでしまう。
僕は〝運悪く〟そんな舟に乗っていて。
〝運良く〟その手にはバケツがあって。
そのてもちのバケツで、沈まないように、必死になって〝水〟を掻き出しているんです。
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詩を書いていると、こんな錯覚に陥いることがあるんです。
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おまけに。哀しいことに。
そのバケツにも〝穴〟があいているというオチもありまして。
きっと。救われない。笑。