HOME > 茜空 > 茜空 両の掌で 2021年12月31日 両の掌で掬えるほどの 光を持て余して その身に翳る冷たい疼き。 相反する感情に 押し潰されそうになりながら 手繰り寄せたのは それもまた魂の渇き。 一縷の祈りが星空を流れる。 歪んだ時計の針に追われ 辿り着いたのは 孤独という名の虚無の世界だった。 アナタハドコ? 声にすらならない痛みが走る。 永遠の不在。 入れ変わる、鏡の あちら側とこちら側。 Twitter Share Pocket Hatena LINE URLコピー -茜空