茜空

ごめんなさい。

ごめんなさい。

僕はあなたたちのこと、

こっそり友達だと、同志だと、

あなたたちに内緒で、勝手に、

思っていたのです。

あやまります。

だから、いじわるをしないでください。

簡単に、ひるがえったりしないでください。

『あなたたち』が僕の『勇気』だったのです。

真っ暗闇のなか、足元を照らす、

辛さを耐えるチカラをくれる、

唯一のひかりだったのです。

笑ってしまいますか。

ごめんなさい。



-茜空