青空

その日は朝から、

その日は朝から、

変わりやすい空模様だった。

コインランドリーを待ちながら、

国道を左右に行き交う車を

ぼんやりと見ていた。

気の抜けたダイエットコークが

妙に甘ったるくて、喉に残った。

過去とか、未来じゃなくて、

ただ、〝今〟について考えていた。

視線をすこし上に向けた。

こんな〝今〟も

雲は変わらず流れている。

18グラムくらい

こころが軽くなった。

いかん。いかん。

あぶないところだった。



-青空