茜空

2つの線が

2つの線が

交差した時間は

ほんの少しだから。

僕は君のことを

それほど知りはしない。

意外と意地悪な君が

イタズラっぽく笑ったり。

芯があるようで。

すこし臆病な君が

悲しむところも。

見てみたかったような。

見てみたくなかったような。

神様にはなれない僕達は。

ifから始まる世界を

想像することしかできない。




-茜空