星空

音のない静寂の水鏡を

音のない静寂の水鏡を

幻想的な雨がうちつける。

響き合うのは、

波紋が織りなす

複雑な模様とダンス。

窒息してしまいそうな

悲しみの色が滲(にじ)んだ、

どこまでも孤独な世界はやがて

どこか懐かしくも安らかな温度に包まれた。

トクリ、トクリというあなたの心音が

僕の空っぽなココロを満たしていく。

あなたは僕のすべて。



-星空