間違わないことが
失敗しないことが
どれだけ大切なんだろう?
ときどき、
膿んでしまう心を抱え、
世知辛い物語をゆく。
瞳に映る
明日の空の色さえ想像できない少女は
震えることしかできず、
朝を迎えた。
正解よりも、
或いは心踊るような、
そんな身軽さが
大事な時もある。
近道だけがすべてじゃない。
パーフェクトじゃいられないという事実が
パーフェクトな在り方だ、
という事もあるのかもしれないのだ。
宝箱にしまえるのは、
ただ、ありのまま、
風を感じる瞬間。