記憶なんて驚くほど曖昧で
いい加減なものなのかもしれない。
残念なことに
僕達が、いや少なくとも僕が
見ることのできる景色は
大人になった今と幼い頃のそれとは全く違う。
幼い頃知ることができた世界は今より
とても狭い、浅いものだったかもしれない。
でも、
あの頃感じてた世界には
今では決して感じることのできない、
あの頃特有の
冒険をするようなワクワク感や
人間のチカラの及ばない神秘的な何かが
間違いなく存在していた。
そう。
太陽をもっと近くに
感じてたような気がする。