HOME > 茜空 > 茜空 西の空が 2022年1月25日 西の空が 夕陽に滲むなか 突然のスコールが 頭上を横切った。 激しい雨が身体を打つ。 僕は僕の存在を思い出し 両の腕を広げ 瞼を閉じた。 弾ける雨粒は其処ら中で キラキラと輝いて、 薄暗い闇のなか 確かに綺麗な虹の橋が見えた。 生暖かいひかりが 身体を染める。 パチリ 指を鳴らす。 瞼を開く次の瞬間、 空は僕に笑いかけるだろうか。 Twitter Share Pocket Hatena LINE URLコピー -茜空