星空

薄ら寒い愛の告白

薄ら寒い愛の告白のあとで。

捲(めく)れてしまった

空の表面(おもてめん)を。

繕うでもなく

始まった新世紀のcarnival。

〝相変わらず空っぽだな〟って俯いて。

どこかタイトで、どこかダブダブの

相応(ふさわ)しくないタップシューズ。

スポットライトだけ当てられて。

流れ続ける、新時代の狂想曲に合わせて。

勝手に手足が動いただけの

猿芝居のムーンライトダンス。

様になれば、なる程。

〝本当のこころ〟から流れるのは

涙のような紅い血液。

最終章は。。。

始まりの〝わたし〟を

呑み込んで。すべて。

なかったことにしよう。。。


-星空