茜空

蒲公英の綿毛が

蒲公英の綿毛が

上昇気流に乗って

宙に舞った。

朝日がこんなに

赤く滲むことを知った。

そんな一日の始まり。

強く願った。

僕は

僕で

いたい。



-茜空