星空

眼を閉じた。

眼を閉じた。

くるりと。暗闇は、回り出した。

何億光年。何京光年。向こうから。

ニュートリノの素粒子が。

感覚だけの。きっと在るだろう。僕の身体に。

降り注ぎ。突き抜けていった。




-星空