星空

真夏の余韻を彩る

真夏の余韻を彩る花火のように

言葉が咲いては消えてゆく。

青さが運んだ約束は

アンニュイな表情のまま

季節を飲み込んでしまった。

「永遠の愛なんてきっとない。」

僕達が既に不確かで

終わりがある存在だから…。

だから、だからこそ

仮初め(かりそめ)の『想い』の

尊さを、尊さが…。

きっと、それこそ

『今』という時間の純度、価値。



-星空