茜空

無題

谷川俊太郎さんが亡くなった。


道標(みちしるべ)のひかりが

ひとつ消えてしまった。


それが人間の歴史で、宿命だから。

そういうものなのかもしれないが。


呆然自失として。

冷たい木枯らしが吹いたような。。。

これからの厳しい冬を告げるような。。。


とても近しい人が亡くなったときに

よく似てる。


ただただ。言葉が出てこない。

クルシイ。カナシイ。

そして。無声の嗚咽。


こんなにもあたたかいひかりで

私達を照らしてくれていたのか。。。


私もじき、死ぬ。

襲いくる不安。


それまで

私は私を省みれるだろうか。

私は私を律することができるのだろうか。


最後まで。

私は自分の道を、言葉を

希求できるのだろうか。

-茜空

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